怪しいバー

会計を済ませて店を出ようと出口に近づくと出口近くのカウンターにこの店の常連の老人達がいた私は常連たちに軽く挨拶をしたが 常連たちはトロンとした目をするだけで何も答えなかった彼らはずっとここにいる私は彼らを見るたび彼らはきっと死が怖くなった人々なのだろうと思う確かにここにいれば時間の流れは遅くなるしかしここに過ぎると頭の働きまでも遅くなるの
ではないかというのが私の考えだだから鮭と同じくこの婆の時間もほどほどに楽しむのがいいのだバーを出ると時間の流れが急速に早くなり夜が
更けていく私は足早に家に帰り早々にベッドに潜り込んだ翌朝ほら起きて早く歯磨いてご飯食べて着替えてよ妻のそんな声に目を覚ますそんなにいっぺんにできるかい